先進医療特約は必要なのか。もしもの備えに準備しておきたい保険

安全で高い医療技術が認められている先進医療ですが、健康保険に適用していないため、先進医療での手術費用はすべて自己負担となります。 そこで高額な手術費用にも慌てずに対応することができるのが先進医療特約です。 もしものときに安心の、先進医療特約を検討してみましょう。

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先進医療特約はどんなもの

先進医療の金額が負担される

先進医療特約とは、保険会社が提示している特約です。安全性が高くても、健康保険の適用対象外となっている最新鋭の医療技術のことを先進医療と呼び、この医療技術で手術を受けた場合の金額を、先進医療特約を付けることで保険会社が負担してくれます。 保険会社から保険金の給付を受けることができる先進医療特約は、保険会社によって補償される内容や金額が異なります。 いくつかの保険会社を比較し、自分に合った補償を受けられる保険内容のものをみつけましょう。 先進医療は健康保険の適用対象外ですが、厚生労働省から保険導入の検討対象であり、安全性の高い医療技術と認められ、保険診療と併用することが許されている医療技術です。 健康保険で賄うことができない先進医療や高額な手術費用も、月々60円から100円程度の掛け金を追加するだけで先進医療特約を付けることが可能になります。

負担の大きい手術費用も負担される

先進医療は、子宮腺筋症や悪性脳腫瘍、白内障など、さまざまな病気の手術で使用されています。 子宮腺筋症は、子宮を全部摘出してしまっていた治療法に代わり、子宮を温存することができる治療法になってきています。 ただし、手術費用は30万円から40万円と高額になっています。 比較的安い白内障の手術費用も3万円から5万円ほどかかります。また、先進医療は主にがんの治療に使われることが多く、300万円を超える手術費用の請求がくることもあります。 先進医療で手術を行った場合の治療費は、すべて自己負担になるので、300万円を超える手術費用に加え、入院にかかったお金の用意が必要になります。 高額な手術費用が請求される先進医療を受けたとしても、契約している保険に先進医療特約を付けておくことで、保険会社が全額もしくは、一部の治療費を負担してくれます。 がんの治療は高額な費用が予想されます。がんの治療で受けることができる陽子線治療は288万3,000円、重粒子線治療は、300万円から350万円もかかり、この治療費用がすべて自己負担となります。 自分で出すことが難しい金額の治療費も、先進医療特約を付けていることで、保険会社が全額、もしくは一部を負担です。 安心の備えになる特約なのです。がん治療を受けている人の中でも、陽子線治療や重粒子線治療を受けている人は少なく、大げさに感じる金額かもしれませんが、いつ自分がどのような治療を受けることになるかはわかりません。 負担の大きい手術費用も、保険会社が負担してくれる先進医療特約は、付帯していても損にはならない保険といえます。 そして、先進医療自体は健康保険の適用対象外ですべてが自己負担となりますが、診察や検査、投薬、入院に関しては健康保険の適用範囲内です。 この費用に関しては、加入している健康保険の割合に応じて自己負担金が発生します。

先進医療特約は必要か

先進医療は健康保険の対象外

先進医療特約を、月々60円から100円追加してまで必要なのか。使うことのない特約だとすると、1年で720円から1,200円を無駄にしてしまうことになるので、付けるか付けないかは悩むところでもあります。ですが、先進医療は健康保険の適用対象外です。 予期していなかった病気や怪我などで先進医療を受けた場合、全額自己負担となってしまうのです。 万が一、入院や手術などを受けた際、診察、検査、投薬、入院、手術などの総医療費が100万円だったとします。 このとき、先進医療にかかった費用が20万円だった場合、健康保険の自己負担金の他に、先進医療費分の20万円も自己負担として払わなければいけません。 あらかじめ、医療費として使えるお金を貯めている人には問題ありませんが、急に必要となる高額な医療費の請求には、先進医療特約が安心です。 先進医療を行なうことができる病院は少なく、先進医療での治療を受けることは多くあるわけではありません。 ですが、平成29年1月1日の時点で、先進医療として認められている医療技術は101種類といわれています。 安全かつ高い医療技術の先進医療を受ける可能性は、誰にでもあるのです。

もしもの場合に備えるには必要

先進医療特約は、もしもの場合の備えとして付けておくことで、急な出費の備えになります。 実際に必要か不要か迷ってしまう先進医療特約。先進医療を使った治療を受けるケースは少なく、せっかくつけておいた特約も利用しなければ、1年間に720円から1,200円の払い損になってしまうかもしれません。 ですが「もしも高額な手術費用を請求されてしまったら」という事態に備えて、先進医療特約を付けてておくことで安心感を得られるのも事実です。 また、医療費が高額となってしまった場合の救済措置として高額療養費制度がありますが、健康保険の適用対象外となっている先進医療は、医療費が100万円を超えるような金額だったとしても高額療養費制度を利用することができません。 先進医療にかかった金額はすべて自己負担となるので、1円も戻ってくることはないのです。 その点から考えても、もしもの場合に備えたい人には必要な特約です。

先進医療特約はどこで契約するか

契約している保険会社をチェック

先進医療特約は、国の保険ではなく、一般の保険会社で契約することができます。 現在、自分が加入している保険会社の契約内容をチェックしてみましょう。契約内容に先進医療特約が付いていない場合は、保険会社に問い合わせてみるとよいでしょう。 自分に合ったプランや先進医療特約を付けたときの料金など、細かい説明を行ってくれます。 また、すでに先進医療特約に加入しているのなら、先進医療を受けたときの給付額もチェックしておくようにしましょう。 全額支給なのか、一部支給なのかなど自分の契約内容を把握しておくことで、万が一のときの保険が役に立ちます。

保険内容で保険会社を決める

保険会社を決めるときに重要なことは、自分に合った保険内容になっているかということです。 死亡補償ばかりに重点がおかれ、怪我や病気の補償が手薄い保険だと、怪我や病気で入院してしまったときのお金に困ってしまいます。 保険会社を決めるときは、補償内容をしっかりと見極め、掛け金と照らし合わせて自分に合っているか、合っていないかで判断するようにしましょう。 保険会社によって補償内容はさまざま。保険の内容は、掛け金が高ければ良いというものではありませんし、どこの保険会社も保険内容は同じということではありません。 掛け金が安いから、高いからで保険会社を決めるのではなく、保険の内容が自分の理想のものと一致しているか、掛け金は生活を圧迫しないかなど、保険は万が一のときに必要になるものだということを念頭において吟味し、保険会社を選ぶようにしましょう。

先進医療特約で迷ったとき

年齢を重ねたら考える

年齢を重ねてくるにつれ、病気や怪我のリスクは上がってきます。そして、年齢を重ねることで、がんでの死亡リスクもアップします。 陽子線治療や重粒子線治療といった、300万円ほどの自己負担金が必要になる治療法を行なう可能性が高まります。 若い人と比較すると、50歳以上の人が高額の先進医療を受ける確率がアップします。 近い親族にがんを患ったことがある人、がんが原因で死亡した人がいる人は、自分もがんになる確率が高く、先進医療を受ける可能性も視野に入れておきましょう。

保険内容を見直す

現在、自分が契約している保険内容をはっきりと明確に理解している人は少ないでしょう。 保険内容についてのキーワードを一つ一つを理解できないとしても、どんな特約が付いているのか、自分の契約内容の補償範囲はどのようになっているのかなど、自分の保険内容を見直してみてください。 このとき、先進医療特約が付いていないことが分かり、先進医療特約を付けたい場合は、保険会社に連絡しましょう。 先進医療特約の補償範囲の内容など、説明を受けることができます。 また、自分の保険内容を見直して不明な点があるときは、先進医療特約の説明を受けているときに聞いてみるとよいでしょう。 自分の保険内容をきちんと知ることで、適切な補償を受けることができます。

お守りのように考える

実際に、がんにかかったとしても、陽子線治療や重粒子線治療といった高額な自己負担が発生する先進医療を受けることは少なく、また、先進医療での治療を行なうことができる病院も少ないため、先進医療特約で給付金を受け取ることができる機会はあまりありません。 ですが、いざ自分の病気や怪我が先進医療を用いて治療を行なうことで、病気や怪我の状態が良好になると説明されたとき、治療費が原因で受けることができない状況になってしまわないようにするための、お守りのようなものだと考えてみましょう。 毎月かかる金額は60円〜100円と少額で、万が一の事態に備えられる先進医療特約です。 自分には関係のない特約だと決めつけずに、もしものときのための特約だと思って保険会社の保険内容を見直してみましょう。 いざというときの医療費に備えて、毎月貯金をしていたとしても、病気や怪我は予定通りに起こるものではありません。 突然の病気や怪我での先進医療にも対応できる特約だと割り切って考えてみるとよいでしょう。

親戚に難しい病気の人がいるか確認

近い親戚に難しい病気の人がいる場合、先進医療での治療の確率は高くなります。 さらに、親戚に難しい病気の人がいて、その人が先進医療での治療を受けている場合は、ほぼ、自分も受けると考えても良いくらいに先進医療での治療を受ける確率がアップします。 両親や祖父母、両親の兄弟など、親戚関係では、同じ病気になることは珍しくありません。 自分は大丈夫と考えることも大事ですが、もしもの備えは、自分だけでなく、周囲の人の助けにもなります。 ある日突然、難しい病気で入院をしてしまったとき、助けてくれる人が用意できるお金は、高額になればなるほど大変になってきます。 親戚に難しい病気の人がいる場合は、あらかじめ先進医療を受けても大丈夫なほどのお金を準備しておくか、先進医療特約で安心の備えを行っておくと、自分だけでなく、周囲の人も助かることに繋がります。

万が一のときに備えよう

先進医療特約は、保険会社に相談すると付けることができます。 毎月の掛け金は60円~100円と少額なので、生活の負担は少なくてすみます。先進医療を必要とする病気や怪我は、いつ起こるかわかりません。 高額な自己負担金を請求される先進医療。万が一のときの備えとして、先進医療特約を検討してみましょう。

公認会計士・税理士 伊藤 温志

エクセライク保険株式会社 代表取締役。2018年MDRT会員取得。
会計事務所の経営を通じ1,000社を超える顧客の税務/会計/保険/資産運用の相談に対応。
通常の代理店ではみれない顧客情報を扱っていることから、豊富な引出しを有し多くのお客さまから支持を集めている。