胃がんの治療費とは。医療負担の保証制度を正しく理解しよう

がんの治療費は「高い」というイメージだけでどれくらいの金額なのかはわからない方が多いと思います。
日本で肺がんに次いで2番目に多いといわれる胃がんの治療費はいくらになるのでしょうか。
高額医療制度を使うと負担額を軽減することも可能ですが、実際に胃がんの治療費はどのくらいかかるのか見ていきましょう。

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胃がんの治療費用について

50万円未満で済むことが多い

肺がんに次いで2番目に多いといわれる胃がんの治療費は、全て自費で支払うと100万円〜150万円掛かります。
しかし、高額療養費制度を使うと胃がんの治療は、自己負担額で多くても50万円以内で済みます。

胃がんの治療費は、以下のように進行度合い(ステージ)ごとに治療方法が変わり手術費も変わります。
☑ステージ1:早期発見段階では、主に内視鏡を使った手術。
☑ステージ2:摘出範囲の少ない縮小手術。
☑ステージ3以降:定型手術といわれる胃の摘出手術と抗がん剤を併用した治療。

ステージ1とステージ2では、摘出後に転移がなければ治療終了となります。また、胃がんの場合、放射線療法はあまり効果がないとされ、一般的には使われません。

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内視鏡治療の場合比較的安く済む

内視鏡治療とは、腹部を切らずに内視鏡を使って手術をおこなう治療法です。主に、ステージ1の早期発見段階で用いられます。
また、早期発見の場合縮小手術でも腹部を切らずに4か所の穴をあけそこから内視鏡とメスを入れて患部を切除する治療も内視鏡治療に含まれます。実際の内視鏡手術の場合の医療費モデルを下記に示します。

☑内視鏡治療と入院5日26万円/定期検査費(血液/エコー/画像等):
13万円/年(年3回)

☑2年目以降の定期検査費(血液/エコー/画像等):
9万円/年(半年に1回、計2回)

☑自己負担額(一般世帯、70歳未満):
1年目   内視鏡治療費と入院費8万円/検査費4万円(年)
2年目以降 検査費3万円(年)

早期発見の場合は、内視鏡手術が可能で費用も少なくて済みます。また、患部の切除範囲も浅いため他の臓器等に転移の兆候が見られなければ、内視鏡治療だけで治療は終了します。あとは経過観察だけとなります。

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腹腔鏡手術は費用がかかる

腹腔鏡手術とは、腹部を切り開いて治療する手術のことです。内視鏡手術をおこなうときよりも、胃がんの進行が進んでいるときに多く使われる治療です。
この場合、手術の技術料が増えるため治療費は高くなります。ここでは、ステージ2の部分切除の腹腔鏡手術の場合の医療費モデルを下記にし示します。

☑腹腔鏡治療と入院5日120万円/定期検査費(血液/エコー/画像等):
5万円/年(年3回)

☑2年目以降の定期検査費(血液/エコー/画像等):
9万円/年(半年に1回、計2回)

☑自己負担額(一般世帯、70歳未満):
1年目   内視鏡治療費と入院費9万円/検査費2万円(年)
2年目以降 検査費3万円(年)

内視鏡治療と比べ、腹腔鏡治療は治療費が100万円近く高くなります。

先進医療を受けると高額になってしまう

先進医療は厚生労働省が定めた最先端の治療法で、約100種類の治療法があります。それぞれに成果が出ており、厚生労働省の先進医療会議審議会等でも報告が発表されています。

この先進医療は、治療を受けると治療費は全額自己負担となります。したがって一般保険診療に加えて、先進医療分負担額は多くなります。
先進医療を受けたからといって、必ず胃がんが治るわけではありません。
胃がんの進行具合や症状によっては先進医療が必要かどうか、専門の医師と相談の上判断する必要があります。その際、先進医療の治療費は自己負担ということを理解しておきましょう。

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高額医療制度を利用すると費用を抑えられる

治療費を全額自己負担すると、胃がんの腹腔鏡治療だと治療費だけでも120万円はかかります。ただし、高額療養制度を使うと医療費は、かなり軽減されます。

高額医療制度とは、医療機関や薬局の窓口で支払った額が、ひと月で上限額を超えた場合に、その超えた額が支給される制度です。上限額は、年齢や所得によって異なります。
例えば、70歳以下で、年収370万円〜770万円の人の場合、8万100円+(医療費‐55万8,000円)×1%が上限額になります。

つまり、医療費が100万円のとき、健康保険で7割まではまかなわれます。そのため、窓口負担は30万円となります。
しかし、高額療養制度を使うと、ひと月の上限額は8万7,430円ですので、(70歳以下、年収370万円〜770万円で計算)自己負担額は、8万7,430円となり、残りの21万2,570円は手続きをすれば後ほど返金されます。

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胃がんの入院期間

内視鏡治療は1週間以内

内視鏡治療は、胃がんの早期発見のケースで用いられる治療法です。そのため手術の身体への負担もそれほど大きくありません。
入院期間は1週間以内がほとんどです。がんの転移の兆候がなければ治療は終了です。あとは、年に何回か定期健診に通院するだけです。
近年では、がんの検査技術も発達しており早期発見によって胃がんの生存率も高くなっています。こまめに検診を受ることが大切です。

部分切除手術は1ヶ月ほどかかる

部分切除手術は、腹を切り開き患部を切除するため、身体への負担もかかります。そのため、入院期間が1ヶ月ほどかかります。身体への負担が大きい分入院期間が長くなるわけです。

全摘出は1ヶ月以上かかる

全摘出手術は、ステージ4以降の、胃がんがかなり進行した時におこなわれる治療です。全摘出手術の場合は、さらに入院期間がかかります。入院期間は1ヶ月以上です。
全摘出手術は、胃がんが進行した状態での手術ですので、身体への負担に加え、他の臓器への転移のリスクもあります。入院期間は必然的に長くなります。

近年、がんの検査技術は、かなり進んできています。胃がんも含め、がんは早期発見が治療の決め手になるといわれています。したがって、胃がんの発見がおくれたステージ4以降では全摘出手術になります。
その際、手術による治療に加えて、再発防止のため抗がん剤による治療も併用して行われます。抗がん剤による治療は、毎月病院に通い抗がん剤を処方してもらうのですが、月当たりの医療自己負担額が上限額を超えることはありません。
つまり、一般保険診療の3割分を負担することになります。抗がん剤の3割負担分は、胃がんの場合、月あたり約2万円、年間にすると24万円近くを自費で支払うことになります。

胃がんの発見が遅れると、完治しにくくなるばかりか、医療自己負担額も増えます。こまめに検診を受けてがんのリスクに備えることが大切です。

医療制度についても知っておこう

日本は、全国民が健康保険に加入する制度になっています。この健康保険の制度に高額療養制度という仕組みがあります。
これは、ひと月で医療負担の上限額を超えるとそれ以上の支払い額が戻ってくる仕組みです。
胃がんなど大きな治療費を必要とするときに、この保証制度を上手に活用しましょう。

がんは、早期発見による早期治療が大切です。日本人のがんによる死亡率の第2位が胃がんです。こまめに定期検診を受けることで、胃がんの早期発見率は高まります。
日本の医療制度を知り、がんを含む大きな病気に対して、日ごろから注意を払い備えることで、大きな病気への不安は解消されます。
医療制度と病気に対する知識をしっかりと理解しておきましょう。

公認会計士・税理士 伊藤 温志

エクセライク保険株式会社 代表取締役。2018年MDRT会員取得。
会計事務所の経営を通じ1,000社を超える顧客の税務/会計/保険/資産運用の相談に対応。
通常の代理店ではみれない顧客情報を扱っていることから、豊富な引出しを有し多くのお客さまから支持を集めている。