退職した場合の育児休業給付金とは。出産前に制度を理解しておこう。

働いている女性にとって、妊娠や出産は大きな分岐点となります。育児休業中は、育児休業給付金を受け取ることができますが、退職をしてしまうと給付がストップしてしまいます。出産をする前に仕組みを理解しておくことで、安心して育休を取ることができます。

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育児休業給付金の受給資格

給付金を貰える人

最近では、妊娠をきっかけに退職するのではなく、産休や育休を取得することで、一定期間仕事を休み、育児が落ち着くころに仕事に復帰したいと考えている人も多くなっています。また、仕事をしているお母さんだけではなく、お父さんが育児に参加をするために、出産後、育児休暇を取得する場合があります。ですが、育児休暇を取得している間の給料は支払われないため、生活に困ってしまいます。育児休業給付金は、そのような、育休によって勤務先から支払われない給料をカバーするための給付金です。

育児休業給付金をもらうことができる条件として、育休を取得するよりも前の2年以内に、12ヶ月以上、雇用保険に加入していることが必要となってきます。そのほかに、育休期間中の各1ヶ月ごとに、育休が始まる月の1ヶ月当たりの給料が80%以上支払われていないこと、働いている日数が1ヶ月に10日以下、10日を超える場合は、80時間という条件があります。

育児休業給付金を受け取ることができる条件としては、雇用保険に加入していることがあげられます。そのため、正社員だけでなく、アルバイトやパートでも、雇用保険に入っていれば受け取ることができるようになっています。

給付金を受ける時期

育児休業給付金を受け取ることができる期間は、基本的には1年間と決められています。ですが、パパママ育休プラスという、夫婦が一緒に育休を取得して、子育てに参加することができる制度を利用した場合は、子どもの年齢が1歳2ヶ月になるまで延長され、育児休業給付金を受け取ることができる期間が長くなります。この場合、お父さんとお母さんがそれぞれ育児休暇を取得できる期間は1年間と変わらないため、夫婦でずらして育児休暇を取得することがおすすめです。

また、認可保育園の抽選に落ちてしまい、子どもを預けることができない場合や、1歳以降に子どもの面倒をみる予定だった人が事故や病気で面倒を見ることができなくなった場合でも、最大で1歳6ヶ月まで延長することができます。そのため、育児休業給付金を取得する場合は、労働厚生省パンフレットやホームページなどで確認しておくと安心です。

 

育児休業給付金の支給対象外の人

育休後に退職する人

育児休業給付金は、場合によっては受け取ることができないことがあります。育児休業給付金を受け取る条件として、出産のために、育児休業を取ることで一時的に仕事を休むことによって、収入が無くなってしまう状態であることが必要です。つまり、育児休業が終わったあとは、仕事に復帰する必要があります。

そのため、出産のために育児休業を取得したとしても、育児休業が終わったあとに会社を退職してしまった場合は、育児休業給付金を受け取ることができないため注意が必要です。

働き方の条件を満たしていない人

育児休業給付金は、育児休業が終わったあとに会社を退職してしまった場合以外にも、働き方の条件を満たしていないと、受け取ることができない場合があります。条件として、育休に入る時点で1年以内に勤務先を退職することが決まっている場合は、受け取ることができません。

ほかにも、1週間のうちに働いている日数が2日以下だった場合や、育児休暇中に給料の80%以上を受け取った場合は、育児休業給付金を受け取ることができないため、注意が必要です。

請求期限までに手続きをしていない人

育児休業給付金を受け取る場合は、手続きが必要になりますが、ほとんどの場合は、必要な書類を勤務先に提出する必要があります。会社に提出する際には、育児休業給付金支給申請書に署名と印鑑を押します。また、育児休業給付受給資格確認証に、銀行の振り込み口座と銀行の届出印を押します。その後、勤務先に書類を提出するようにします。勤務先に書類を提出する場合は、産休に入る1ヶ月前までに済ませるようにしましょう。

働いている会社によっては、勤務先ではなく、自分で手続きを求められる場合があります。自分で手続きを行う場合は、育児休業給付金支給申請書と、育児休業給付受給資格確認証をハローワークでもらい、必要事項を記入するようにします。その後、勤務先で記入した内容を確認してもらってから、ハローワークに書類を提出するようにしましょう。自分で手続きする場合は、特に、提出期限に注意が必要です。育児休業が始まってから4ヶ月以内にハローワークに提出するようにします。

勤務先に書類を提出する場合も、ハローワークに書類を提出する場合も、請求期限を過ぎてしまうと、育児休業給付金を受け取ることができないため、注意が必要です。

 

給付金の受給中に退職した人について

給付金の返納が必要か否か

育児休業給付金を受け取る途中で、会社を退職した場合、基本的には給付金を返納する必要はありませんが、育児給付金を受け取ることができるのは、会社の退職日の直前の支給単位期間までとなります。育児休業給付金の場合は、育児休暇が開始されてから起算して、1ヶ月ごとに区切った期間を1つの単位として計算され、支給されています。この期間のことを、支給単位期間と呼びます。

そのため、育児休業給付金を受け取っている期間内に会社を退職した場合は、会社を退職する日に属する支給単位期間の直前の支給単位期間まで、育児休業給付金を受け取ることができます。また、会社を退職する日が、支給単位期間の末日の場合は、会社を退職する日を含む支給単位期間まで、受け取ることができます。

給付金と退職日の関係はどうか

育児休業給付金の場合、育児休業給付金を受け取っている途中で退職すると、会社を辞める日の属する期間の1つ前の支給対象期間まで、育児休業給付金を受け取ることができます。そのため、育児休業給付金は、育児休業を開始した日から1ヶ月ごとの期間で支給される仕組みになっているため、受け取っている途中で退職した場合は、退職する日の前の月まで受け取ることができるのです。

育児休業給付金の支給単位期間は、1ヶ月ごとになっていて、振り込まれるのは、2ヶ月後となっています。また、退職する日にちによって、受け取ることができる支給期間が変わってきます。そのため、退職する日が1日でも変わってくると、育児休業給付金の額に差がでてきてしまいます。

退職時の給付金に対する手続き

出産後、育児休暇を取得することで、仕事に復帰したいと考えていても、育児休業中に2人目を妊娠してしまったり、子どもを預けることができなかったりなど、さまざまな事情により退職せざるを得ない場合もあります。育児休業給付金を受け取っている期間中に会社を退職してしまった場合でも、手続きをすることで、退職するまでの期間も給付金を受け取ることができます。育児休業中に退職をする場合は、勤務先に退職することを伝えると、自動的に給付金の支払いがストップします。

 

給付金を貰った人の退職後の失業保険は

失業保険が貰える人

育児休業給付金を受け取っている途中で会社を退職をした場合は、育児休業給付金を途中で受け取ることができなくなってしまうため、収入がなくなり、生活が困ってしまう場合があります。このような場合は、失業保険を申請すると、受けられる場合があります。しかし、だれでも失業保険を受け取ることができるというわけではありません。失業保険は、離職後に受給資格を満たしていれば受け取ることができます。

失業保険の受給資格の有無は、ハローワークで確認することができます。しかし、失業保険を受け取るためには、本人に働く意思があり、働ける状態であることが必要となってきます。また、退職する日より以前の2年間に、12ヶ月以上、被保険者として加入していることが条件となってきます。

失業保険が貰えない人

育児休業給付金を受け取っている途中で退職した場合に、失業保険を受け取るためには、退職する日以前の休業期間も加えて、被保険者としても期間が12ヶ月未満、または、育児のためなどですぐに就職することができない場合は、受け取ることができません。

また、ハローワークで求職をしたあと、ハローワークにおいて、失業保険の受給条件を満たしているかの確認をしたうえで、受給資格の決定を行います。受給資格が決定したあとに、説明会や失業の認定が行われるため、それらに出席する必要があります。もし出席をしなかった場合は、失業保険を受け取ることができなくなってしまいます。そのほかにも、ハローワークなどに、2回から3回以上の求職活動をしていることが失業保険を受け取るための条件となっているため、失業保険を受けたくても求職活動を行っていない場合は、失業保険を受けることができません。

受給資格が決定した後の説明会や失業の認定には、基本的には、子どもを連れていくことができません。そのため、あらかじめ、子どもを預かってもらう人を決めておく必要があります。失業保険は、子どもを預けることができ、すぐに働くことができることが条件となってくるため、気を付けましょう。

 

育児休業給付金の受給者が退職する場合

ここまで、育児休業給付金について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。育児休業給付金は、特に、働いている女性が妊娠をして、出産をした後も働き続けたい場合でも、育児休業中の収入をカバーしてくれる制度です。そのため、育児休業制度を利用することで、子育てにも安心して取り組むことができます。

ですが、育児休業給付金を受け取っている途中で退職をしてしまうと、退職する日によって、受け取ることができる期間が変わってきてしまいます。また、途中で育児休業給付金の給付が途絶えてしまうと、生活に困ってしまう可能性もでてきます。

また、退職後には失業保険といった制度もありますが、失業保険は、すぐに働くことができる状態であることが給付の条件となっているため、会社を途中で退職した場合は、失業保険の受け取りが難しいことも多くなっています。そのため、育児休暇中に退職する場合は、退職後のこともしっかりと考える必要があります。

公認会計士・税理士 伊藤 温志

エクセライク保険株式会社 代表取締役。2018年MDRT会員取得。
会計事務所の経営を通じ1,000社を超える顧客の税務/会計/保険/資産運用の相談に対応。
通常の代理店ではみれない顧客情報を扱っていることから、豊富な引出しを有し多くのお客さまから支持を集めている。