医療保険の正しい選び方とは 自分に合ったプランで大きな安心を

TVCMなどでもよく見かける医療保険ですが、種類が多く、自分に何が必要なのかよくわからないという方も多いのではないでしょうか。 基本の医療保険から特定の病気に特化した特約まで保険の基本を知り、自分に合った保険のプランを見つけましょう。

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医療保険を選ぶポイント

入院給付金の金額

保険会社に保険の種類とどの保険に加入すべきか悩んでしまいますが、ポイントの一つとして入院給付金の1日当たりの金額があります。 入院給付金とは入院1日あたり5000〜1万円ほどの保険料が給付されるというものです。 入院日数が20日で給付金額が5000円なら「20日×5,000円=10万円」となり、保険料が10万円受け取ることができます。 高額療養費制度で1ヶ月あたりの自己負担限度額が決まっているので、2月に跨いでいない場合は入院費を払っても手元に残るお金もあるかもしれません。 しかし入院されたのが一家の大黒柱のご主人だった場合、入院費以外にも支払わなくてはならない事が多くあります。 看病のための病院までの交通費や小さいお子さんがいるなら託児代、外食も増えてしまうかもしれませんし、個室から4人部屋までを希望なら差額ベット代もかかってしまいます。 差額ベット代はあくまで希望をした方のみですので、6人部屋に入院してた方や部屋が空いていなくて個室になった場合などはベット代は発生しません。 本当に「入院費」だけを賄うためだけでしたら1日5,000円でも良いかもしれませんが、入院費以外の生活費用なども考えると1日1万円の方が安心といえます。 【高額療養費制度による自己負担限度額】 詳細はこちら

支払い限度日数を確認する

入院給付金は基本的に入院した日数分が支払われますが、保険の種類で1回の入院に対する支払いの限度日数が異なります。 短いものでは20日、長いものでは180日まで対応できるものがあります。 一般的な病気やけがなどは20日ほどで退院できることが多いので最短の20日でも良いかもしれませんが、手術を要する場合などは入院が長引く可能性がありますので限度日数が60日くらいの方が安心といえます。 がんなどは入院が何ヶ月と続くような場合が多いので、がんに対して不安のある方は限度日数をしっかりと確認して保険を選びましょう。 またがんの場合は入退院を繰り返すこともあり、がん保険の場合は1回の入院の限度日数だけでなく、保健期間内で通算何日までと通算で限度日数が設けられていること多いです。

手術給付金のタイプ

手術給付金とはけがや病気の治療で手術を受けた際に受け取れる保険金です。 入院給付金はけがや病気の種類関係なく入院1日あたり○○円と決まっているのに対し、手術給付金は受けた手術によって金額が異なります。 保険金額の計算方法は「入院給付金額×○○(手術によって異なる)」となり、入院給付金の金額の違いで大きく変わります。 入院給付金が5,000円の人は1万円の人の半分しか保障してもらえないことになります。 倍率は手術によって決まっていて、5倍・10倍・20倍・40倍と分かれていることが一般的です。 倍率の決まり方や対象の手術の種類などが保険によって異なり、大きく分けて2種類のタイプがあります。

倍率一律タイプ

公的医療保険(健康保険)の適用範囲の手術を給付の対象にしている保険です。 対象手術の種類は約1000種類と治療のための手術ならほぼ含まれています。 入院を伴う手術は20倍、外来手術(日帰り手術)は5倍など、入院の有無で倍率が決まります。ただし、心臓の手術など開胸・開腹を要するような重大手術は40倍と倍率が上がることもあります。

倍率変動タイプ

こちらは手術によって倍率が異なり、手術が大きいほど倍率は上がります。 適用範囲は保険会社が決めた手術の88〜89種類で、一律タイプの1000種類と比べると少ないように思えますが、実際には600種類ほどの手術に対応していて治療のための手術ならほとんどが対象となります。 倍率は保険会社によって異なりますが、大きな手術の方が倍率が高いことは基本的に同じです。

保険期間は2種類

保険期間とは治療費を保障してもらえる期間のことで、払い込み期間と連動しているものと払い込みが終わってからも保険期間が続くものと分かれます。

定期保険

「保険期間=払い込み期間」の保険で契約が終了したら保険期間も終了となります。 「保険が満期になる」ということは保険期間が終了することを意味していて、保険期間は「年満期」と「歳満期」で大きく違います。 ☑年満期:10年定期保険など、契約から○年と決まった期間保障を受けることができます。 ☑歳満期:○歳になるまでと年齢で保険期間が決まります。学資保険などは18歳までが保険期間のケースが多く、また60歳までと決まっている保険もあります。

終身保険

上記の定期とは違い、払い込みが終わった後も終身つまり一生涯保障が続きます。 これだけで判断すると終身保険の方が保障期間が長くお得な気がしますが、終身保険は被保険者が生きている限り続く保険なので払い込み金額が高くなるデメリットもあります。 しかし、終身保険は満期になり払い込みが終了した際に契約を解除すれば、今まで納めていた保険金が払い戻すことができます。 保険によって違いますが満期を迎えて解約した場合、払い込み金額の110%を保証してもらえるなど、銀行に預けておくより金利が良いということで貯蓄目的で加入される方もいます。 しかし、満期になる前に解約すると払い戻し率が100%を下回ってしまうので結果的に損してしまいます。 途中解約を避けるためには、急な出費や家計費の増加などにも対応できる程度の金額に設定することが大事です。

医療保険の特約を確認

先進医療特約は低額でつけられる

先進医療の保障というと高そうなイメージがありますが、もともと先進医療を受ける方が少ないこともあり100円程度で付けることができます。更に1回あたり最高1,000万円程保障されるのでつけておくと安心です。 先進医療とは、厚生労働省に認められた安全性の高い最新鋭の医療技術を用いた治療法です。 公的医療保険の対象外となるので、全額が自己負担です。診察や投薬など他の治療と同じ部分は保険が適応されますので、先進医療の部分だけが負担となります。

例:治療費100万円のうち先進医療費が20万円の場合

100万円ー20万円=80万円  80万円×0.3(3割負担)=24万円 24万円(3割負担)+20万円(先進医療費)=44万円 上記のような場合、先進医療特約に加入していれば20万円は医療保険より給付されます。

三大疾病特約は条件をよく確認

三大疾病とは「がん(悪性新生物)」「急性心筋梗塞」「脳卒中」のことで、日本人のかかりやすい病気のベスト3です。 この3つの病気は治療が高額になりやすく、また入院が長期化しやすい傾向があります。 入院が長期化された場合、当面の生活費や病院への交通費なども大きな出費となります。 三大疾病特約は医師に診断をされ、特定の状態になった場合に一時金として保険料を受け取ることができます。 注意すべき点は「特定の状態」という点です。三大疾病特約は医師に診断されただけでは条件が満たされません。

☑がん(悪性新生物):契約開始から初めて医師にがんと診断される。がんの種類によっては適用外となるので注意。 ☑急性心筋梗塞・脳梗塞:契約開始から初めて診断され、60日以上の労働制限が必要になった状態

がん特約はがん保険と保障を考えて

がんの場合、他の病気とは違い手術をして感知することは少なく、術後も経過観察のため何度か通院が必要になります。 そのため、がん特約やがん保険は手術・入院・通院を手厚く保障してもらえるものが多くあります。 がん特約とがん保険の違いは「保障の手厚さ」と「他の病気にも適用されるか」です。 がん特約は基本の医療保険に上乗せをするものなのでがん以外の病気の場合も保険が適用されるのに対し、がん保険は「がんのみ」に適用されます。 しかし、がん保険は日数や先進医療などに制限がなく、また入院などで働けない間の生活費もカバーされるため保障はがん特約に比べ手厚いものになっています。 加入を検討している方は特約と保険の違いとメリットを考えて選びましょう。

女性特約で女性特有の病気に備えられる

女性特約とは女性特有の病気に対し、基本の医療保険に保障を上乗せできるというものです。 女性特有の病気とは乳がんや乳腺炎、子宮がん、子宮筋腫、卵巣がん、妊娠・分娩の合併症などの女性の身体にしかない部分にかかる病気のことです。 通常の医療保険でも入院給付金などの保障を受けることができるので、女性特約をつけないと上記の病気の保障がうけられないということではありません。 女性特約は保障が上乗せされて通常よりも多く給付金が受け取れるので、病室を個室にしたい方は差額ベット代に充てることもできます。 親族に女性特有の病気を発症した人がいて心配な方も特約を付ける方が多いようです。

30代前半に医療保険に入るメリットとデメリット

保険料が安く済む

30代で医療保険に加入するメリットは「保険料が安くなる」ということです。 特に終身保険は早くから加入することで保険料は安く、保障期間は長くすることができます。 終身保険は60歳までに払い込みが終了になるものが多く、それまでに決まった金額を納めなくてはいけません。そのため、加入年齢が若ければ若いほど月々の保険料が安くなります。 定期保険も若いうちは保険料が安いですが、10年満期で次に更新をするときは保険料が上がってしまいます。 しかし満期になり更新をする際に年齢に応じたプランにしたり、終身保険に変更したりなど、保険を変えていくこともできます。

病気やケガをした際に家族への負担が減る

30代になると結婚をして子育てをしている方も多くなるので、もしものことを考えて家族に負担がかからないように備えておく方もいらっしゃいます。 一家の大黒柱のご主人が入院された場合、入院費に加え当面の生活費も必要になります。 両方を貯蓄から賄うのはなかなか難しいので、治療費だけでも保険で賄えたら負担はグッと減らすことができます。

医療保険を全く使用しない場合は損になる

30代はまだ若いため病気にかかる確率は低めといえます。病気やけが知らずで医療保険を全く使用しなかった場合は掛けてきた金額は払っただけ損ということになります。 しかし、病気やけがはいつ何時に自分の身に降りかかってくるかわかりません。そのための備えとして医療保険があります。 家計を圧迫するほど高額な保険ではなくても無理のない金額のプランにすれば、もしものときも安心です。

自分に合った医療保険を見つけよう

保険の種類は基本の医療保険から特定の病気に特化した特約まで多種多様です。 年齢や遺伝の不安などを考慮しプランを決めましょう。また自分の生活に合った金額に設定することも大事です。金額は低くても大きな安心を得ることができます。 自分の体の不安と相談をしながら自分にぴったりの医療保険を見つけましょう。

公認会計士・税理士 伊藤 温志

エクセライク保険株式会社 代表取締役。2018年MDRT会員取得。
会計事務所の経営を通じ1,000社を超える顧客の税務/会計/保険/資産運用の相談に対応。
通常の代理店ではみれない顧客情報を扱っていることから、豊富な引出しを有し多くのお客さまから支持を集めている。